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グーグル、頭にかぶって文字を入力できる“帽子型キーボード”を発表 エイプリルフールじゃありません

 グーグル(Google)は、頭にかぶり向きを変えて操作すると文字を入力できる、帽子型のキーボード「Gboard 帽バージョン」を発表した。オープンソースで、設計図などが公開されている。

 「Gboard 帽バージョン」は、帽子型デバイスを頭にかぶり、左右に動かして文字を選び、かぶった帽子を押すと入力できるというもの。そのシルエットは、パソコン用キーボードのキーに、帽子のつばが備わったような形。頭を使った入力であることから、「AI(Atama Input)機構」と名付けられている。6軸慣性センサーを内蔵し、120mAhのバッテリーを内蔵。充電端子はUSB-C。キーストロークは2cm、インターフェイスはBluetoothになる。

 拡張モジュールとして、型崩れを防止するメッシュモジュール、落下防止のためのあご紐のCaps Lockモジュールなども用意される。今後は、リバーシブルの紅白バージョン、ディスプレイ内蔵版、スマホケース付きバージョン、太陽光発電バージョンなどが検討されるという。

 これまでグーグルでは、スティック型の「棒バージョン」や、湯呑み型キーボードなどを発表しており、その最新作となる。

 同社があわせて公開したFAQ(よくある質問)の筆頭は「今日は10月1日ですよね?」「はい、今日は10月1日です!」とハツラツとした回答例が用意されており、当然のことながら、嘘をついても良い日とされるエイプリルフールではないことか明示されている。

 では、なぜ今日10月1日になったのか。その理由について、よく利用されるキーボードが101個のキーを備える「101キーボード」というタイプであることに気づいたためという。

 発売予定はないとのことだが、オープンソースで設計図が公開されている。またダンボールで制作するための制作ガイドも用意される。

 なお、FAQの最後は「Q.はっとするようなデバイスですね」「A. きぼうした通りの設計になりました」というもので締めくくられている。