てっぱんアプリ!
「Google 日本語入力」の代わりに、4つのモードで日本語入力できる「Gboard」
2021年4月9日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Gboard
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android OS
カテゴリ: ツール
Googleの検索エンジン技術を背景にもち、高精度な変換をウリにしていた「Google 日本語入力」が、2021年3月末日でサポート終了となった。今後、日本語を含む文字入力用のキーボードアプリは「Gboard」がその代替となるようだ。ここで改めて、Gboardがどんなアプリなのか、チェックしてみよう。
日本語入力は4種類のキーボードから選べる
「Gboard」は、Googleが開発する多言語対応のキーボードアプリ。豊富な入力モードを備えていて、日本語入力する場合だけでも、フリック入力やかつての携帯電話の入力方法を再現する「12キー」、パソコンのキーボードと同じキーレイアウトの「QWERTY」、指で直接文字を書いて変換していける「手書き」のモードがある。さらに、独自の「GODAN」キーボードは、母音と子音からなるキーを使って、フリック入力などより少ない手数で文字入力できるのが特徴だ。
スマートフォンを片手だけで操作するときのために、キーボードを画面の左右どちらかに寄せる「片手モード」を用意。他には、クリップボードの履歴を保存して再利用しやすくする機能も統合しており、できるだけ文字入力を省力化できるようにした作りになっている。
外国語入力はさらに文字入力が楽になる機能が多数
とはいえ、外国語入力時にのみ使える便利機能が多いこともたしか。QWERTYキーボードで外国語入力するときには、入力したい文字をつなげるように指を滑らせていくだけで単語入力できる「グライド入力」を利用できる。さらに、先頭の文字を自動で大文字にする機能、句読点を入力すると直後に半角スペースを自動挿入する機能、スペースキーをダブルタップするだけでピリオドと半角スペースを自動挿入する機能など、効率良く文章を作れる仕組みや工夫が満載だ。QWERTY以外にも多様なモードを選べる。
日本語入力がメインの人でも、GODANキーボードなど多様な入力モードで素早く文字を打ち込んでいけるのはメリット。ではあるけれど、やはり海外のウェブサイトをよく利用する人や、海外とやり取りをすることが多い人など、日本語に加えて英語などの外国語も頻繁に使うような用途でこそGboardの本領を発揮できそうだ。