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グーグル、湯呑み型キーボードを発表――自作できる設計図を公開
2021年10月1日 12:37
グーグル(Google)は1日、ユーザーが3Dプリンターなどで自作できる日本語入力環境「Gboard 湯呑みバージョン」を発表した。一般発売の予定はないという。
「Gboard 湯呑みバージョン」は、円筒形にキーが配置されたキーボードで、中心部分には収納スペースを備えている。
キーは、さかなへんの漢字を50音に並べられており、「あいうえお」には「鯵(あじ)、鰯(いわし)、鰻(うなぎ)、鱏(えい)、鰧(おこぜ)」を割り当てたスシ配列が採用され、「おさかな漢字変換」で文字を入力できる。
グーグルは、開発の経緯について「お茶を飲んでいたら、湯呑みを倒してキーボードにお茶をこぼしてしまった。そういうお茶目ながらも苦々しい失敗をさけるため」とコメントしている。制作には、構想に6カ月、制作に6カ月、熟成に18カ月かかったという。
主な仕様
- インターフェース
- USB Type-C
- キー数
- SSI配列58キー
- キー仕様
- ロープロファイルメ「カニ」カルスイッチ
- キーピッチ
- もちろんピッチピチ
- ストローク深さ
- やけどしない深さ
- 押下圧
- リラックスしながら押せる強さ
- サイズ
- 一息つくのに丁度いいサイズ
- 本体重量
- 手に馴染む重さ
- 容量
- 125ml
- 動作時温度(回路部)
- -10〜60度
- 湯呑み部温度範囲
- -20〜140度
同キーボードは一般に発売されないが、ユーザー自身で自作できるよう、設計図と回路図、ファームウェアなどがオープンソースで公開されている。なお自作するには、3Dプリンターやプリント基板加工機が必要だと案内している。
また、グーグルは「タイらな入力もありマス。」として、スマートフォンやiPhoneで利用できる「Gboard」もあわせて案内している。