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ダイヤルぐるぐる回して文字を入力しまくれ! グーグルが「Gboard ダイヤルバージョン」開発
2025年10月1日 10:01
グーグル(Google)は、同社が提供するキーボードアプリ「Gboard」の開発チームが製作した「Gboard ダイヤルバージョン」を公開した。
グーグルはユニークな形状のキーボードを毎年製作しており、過去には「Gboard 両面バージョン」「Gboard 帽バージョン」「Gboard 棒バージョン」「Gboard 湯呑みバージョン」などを公開している。
「Gboard ダイヤルバージョン」の製作について、「我々はこれまでのキーボードに足りなかった動作に気づきました。回転です」「従来の打つ押す叩くという動作を見直し、回転による文字入力を実現させたのが今回のキーボードです」と説明する。
曲線的な操作方法と、どこか懐かしいジーコジーコという入力音が、新しい入力体験へといざなうという。
従来のダイヤル入力をそのままの形で導入すると課題になる、キーの増加にともなう大型化と回転速度の低下は、メインのダイヤルを3重に配置して解決。この結果、劇的な小型化と3倍の高速化に加えて並列入力も実現した。
各種ファンクションキーやカーソルキーなどは独立したダイヤルとして用意。エンターキーは「使い慣れた手に馴染むデザイン」のままに、回転する。ダイヤル入力は誤操作を防いで確かな入力を叶え、ダイヤルが戻る時間はあなたへ落ち着いた思考と入力体験を提供するとのこと。
本日10月1日に公開した理由については、「101キーボードと呼ばれる101個のキーがあるタイプがよく使われていること」を挙げる。
今後、業務や好みに合わせたカラーバリエーション、落ち着いたお部屋にマッチするフリルカバー、拡張機器のマウススタンドやカールコードなどの開発を「回していく」ことを検討中とする。また、「これからもより快適な入力方法の実現に向けて、コペルニクス的転回を果たしていきたいと考えています」と意気込む。
「Gboard ダイヤルバージョン」の販売予定はないものの、同様のデバイスを自作できる設計図がGitHub上にオープンソースとして公開されている。

















