みんなのケータイ

iPhoneに「Gboard」を入れたら、外国語入力がはかどった!

【iPhone 13 Pro】

 師走ですね。そろそろ1年を振り返る時期になりました。今年はワクワクするスマホが続々と発売されて、出費はかさみましたが、楽しい年だったように思います。

 今年リリースされたスマホの機能で、最も驚かされたのはGoogle Pixel 6シリーズの「リアルタイム翻訳」。同時通訳機のように使うことができ、送受信するメッセージも自動で翻訳されたりと、外国語を使う仕事をされている人には大いに役立つこと請け合いです。

 筆者は、さほど外国語を使う機会はないのですが、SNSではときどき使います。愛犬の写真を投稿する「Instagram」には英語のコメントを添えて、中国の情報を知るために使っている「微博(Weibo)」には、なるべく中国語で投稿するようにしています。

 Google Pixel 6では、キーボード(Gboard)の上に「Google翻訳」のアイコンが表示され、それをタップすると、入力した文をすぐに設定した言語に翻訳することができます。つまり日本語で「ありがとう」と打つと、英語の「Thank you」と入力できるわけです。画期的ですよね。

Google Pixel 6ではキーボードの上に翻訳のアイコンが表示される。それをタップして翻訳言語を指定すると、日本語で入力すると同時に指定した言語に翻訳される

 そのとき、ふと思ったのが「これって、iPhoneでもできるんじゃね」ということ。iPhoneにも「Gboard」はインストールできるし、「Google翻訳」アプリもインストールしていれば、キーボード上で翻訳できるのではないかと。

 やってみました。できました!

iPhone 13 Proに「Gboard」をインストールして、新しいキーボードとして追加し、「フルアクセスを許可」をオンにした。これでキーボードの左下の地球のアイコンをタップするだけで、Gboardに切り替えて使えるようになる

 Pixel 6では日本語を入力すると同時に自動で翻訳されますが、iPhoneでは日本語を入力してから「翻訳」をタップする必要があります。ひと手間増えるわけですが、不便を感じるほどではありません。

愛犬の写真を世界中の方に見ていただきたくて開設しているInstagram。Gboardに切り替えて、「翻訳」をタップして、言語を設定。日本語を入力して「翻訳」をタップすると、指定した言語に翻訳されて入力される

 ちなみに、Instagramには外国語のコメントをワンタップで翻訳できる機能があります。なので、日本語で投稿しても、海外の人に翻訳して読んでもらえるわけですが、翻訳の精度はやや不安。英語で投稿するほうが安心感が得られます。

「Google翻訳」は多言語対応していることが利点。「Weibo」では翻訳言語を「中国語(簡単)」に指定して使っている

 僕はSNSへの投稿時に使っていますが、もちろんメッセージを書くときにも使えます。この方法を知る以前は、英語や中国語を入力するには「Google翻訳」アプリや「LINE」の通訳アカウントで翻訳して、それをコピペしていました。Gboardを使うと、操作がシンプルで時間も短縮でき、グ〜ンと便利になりました。

 これ、前からできたのですかね? 僕が知らなかっただけかもしれませんが、まだご存知でない方がいらっしゃいましたら、使ってみることをおすすめします。