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携帯キャリアのポイントや決済、どれくらい使ってる? MM総研による調査

 MM総研は、2023年8月時点のポイント/決済サービスのキャリア別利用状況をまとめた。調査対象は15~79歳の男女5万259人。調査方法はWebアンケートで、調査期間は8月10~15日。

 携帯電話利用者が、契約先の携帯キャリアの提供する各種サービスを「最も利用している」と回答した比率をクロスユース率として調査した。調査した各種サービスは、ポイントサービス、QRコード決済、クレジットカード、ECサイトの4領域。

 ポイントサービス、クレジットカード、ECサイトのクロスユース率では楽天モバイルがトップだった。特にポイントサービスのクロスユース率は73.1%と、2位のドコモに30ポイント以上の差をつけている。

 2021年8月調査と比較して最も高く伸ばしたのはドコモの「dポイント」で、8.0ポイント増しの40.4%となった。ドコモユーザーによるクロスユース率は4項目すべてで増加した。2023年4月に開始した映像配信サービス「爆アゲセレクション」は、ポイント還元率が高く、ユーザーのdポイント利用率向上に寄与したとみられるという。

 QRコード決済のクロスユース率はソフトバンクユーザーの「PayPay」が55.3%と高かった。2位のドコモユーザーによる「d払い」は32.6%だった。

 2021年8月末の調査時と比較して最も高く伸びたのは、d払いで11.9ポイント増だった。楽天モバイルユーザーによる「楽天Pay」は9.2ポイント増の31.2%だった。

 クレジットカードのクロスユース率は、楽天モバイルユーザーによる「楽天カード」が65.8%だった。2位はドコモユーザーの「dカード」で24.9%だった。

 ECサイトのクロスユース率では楽天モバイルユーザーによる「楽天市場」が58.7%と一番高く、次いでソフトバンクユーザーによる「Yahoo!ショッピング」が23.6%だった。