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6月はイオン銀行の偽フィッシングサイトが719倍増、BBソフトのフィッシング調査

 BBソフトサービスは、2023年6月度のインターネット詐欺リポートを公開した。インターネット詐欺リポートによると、イオン銀行をかたるフィッシング詐欺が4月対比で719倍に増加しているという。そのほか、夏に向けてクレジットカードのフィッシングサイトは増加傾向にある。

フィッシングサイトのイメージ

イオン銀行をかたるフィッシングサイトが719倍に増加

 6月度はイオン銀行のフィッシング詐欺が急増した。4月対比でみると719倍に増加している。全フィッシングサイトのブランドの中で60%以上の割合を占めている。7月も同様に報告数が増加していて、注意が必要。

夏、クレジットカードのフィッシングサイトは増加

 例年夏時期のネット詐欺の報告数は増加する傾向にある。2021年、2022年にクレジットカードを狙ったフィッシング詐欺が実数ベースで増加している。

 特に2022年8月はクレジットカード詐取の手口が90%を占めている。2023年7月でもクレジットカード各社のフィッシング詐欺が多数確認されている。

フィッシングサイトブランドランキング1位はイオン銀行

 6月のフィッシングサイトブランドランキング1位はイオン銀行で62.17%。5月に急増したファミリーマートは大きく減少した。ブランドの増減に規則性がないため、さまざまなブランドで注意が必要。

フィッシングサイトカテゴリ別構成比

 6月はイオン銀行が大幅に増加したため、カテゴリ構成比も一番大きく63.54%を占めた。携帯キャリアは構成比では14ポイント減少しているようにみえるが、実数では前回同様の報告数となり、高止まりしている。

フィッシング詐欺被害防止のポイント

 フィッシング詐欺被害を防止するには、メールやSMSで案内されたURLが正規の物か確認することが大切だという。さらに、個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメールには注意が必要。ほかにも詐欺ウォールでは、ログインIDやパスワードの使いまわしを光る、セキュリティソフトを導入するなど、対策をするよう呼びかけている。