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楽天モバイルのシェアは1年間でわずかに減少――総務省がレポート公開

 総務省は、6月23日付けで「令和4年度第4四半期(3月末)の電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」を公表した。総務省の報告によると、楽天モバイルのシェアは2.2%で前期比で増減なしだが、前年同期比で-0.2ポイント減少した。

モバイル通信事業者のシェア

 モバイル通信事業者のシェアは、NTTドコモが35.7%で前期比-0.4ポイント、前年同期比で-0.6ポイントとなった。KDDIグループは27.0%で、前期比-0.1ポイント、前年同期比ともに-0.1ポイント。ソフトバンクが20.8%で前期比-0.1ポイント、前年同期比-0.3ポイントとなり、大手3社は減少した。MVNOは14.3%で、前期比+0.5ポイント、前年同期比+1.3ポイント。

 冒頭で紹介した通り、楽天モバイルのシェアは2.2%で前期比で同じだが、前年同期比では-0.2ポイント減少している。

5G契約数、まもなく7000万件に

 通信方式別で契約数が最も多いのは4G LTEで1億2735万、次いでBWA(Broadband Wireless Access)が8428万、5G契約数は6981万。各社よりサービス終了時期が案内されている3G契約は1353万、PHSは6万となった。

 このうち、5G契約数は2021年度末(22年3月)の4512万から、2022年度末(23月3月)に6981万件と大きく増加している。

MVNOサービスが3000万越え、シェアトップはIIJ

 MVNOサービスの契約数は3016万で、前期比+4.9%、前年同期比+13.6%。今回はじめて3000万件を突破した。内訳は、携帯電話とPHSサービスが2854万、BWAサービスが162万。

 SIMカードを使用したMVNOサービスである「SIMカード型」の事業者別シェアは、1位がインターネットイニシアティブ(IIJmio)で19.9%(前期比+0.2ポイント、前年同期比+1.8ポイント)となった。

 2位はNTTレゾナント(OCN モバイル ONE)で11.9%(前期比+0.8ポイント、前年同期比-2.1ポイント)、3位はオプテージ(mineo)で9.0%(前期比-0.1ポイント、前年同期比-0.3ポイント)、4位は富士通(FENICS)で5.6%(前期比同、前年同期比不明)、5位はビッグローブ(BIGLOBE MOBILE)で4.9%(前期比-0.2ポイント、前年同期比-0.8ポイント)となった。