Googleアカウント、パスワードなしで指紋や顔認証でログインできる「パスキー」が利用可能に

　グーグルは、「Googleアカウント」へのログイン方法として、新たに「パスキー（Passkey）」に対応した。

　「パスキー」は、アプリやWebサイトへログインする際に使える方法として、2022年にFIDOアライアンスという業界団体から発表された仕組み。発表と同時に、グーグルやアップル、マイクロソフトがサポートを表明し、2022年に発表された「iOS 16」で対応。最近では、ヤフーの「Yahoo! JAPAN ID」や、NTTドコモの「dアカウント」でも利用できる。

　Googleアカウントで用意された設定ページにアクセスすると、使用を開始するかどうか選択できる。選べば、すぐ利用可能になる。

　たとえばパソコン側でログインする際には、まず、どのモバイルデバイスにある指紋認証などのデータ（パスキー）を使うか、選ぶ。するとそのデバイスに通知が届き、そこで指紋認証すると表示される。

　ビジネス用途のGoogle Workspaceでも近日、対応する予定。なお、パスワードや2要素認証は引き続き利用できる。