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Safariの新機能「パスキー」、iPhone、iPad、Macでパスワード要らずのログインを実現
2022年6月7日 06:08
アップルは、開発者向けイベント「WWDC 2022」の基調講演で、同社のWebブラウザ「Safari」の新機能「パスキー」を発表した。
パスキーは、SafariでWebサービスなどへログインする際に利用する機能。
Webサービスをより安全に利用できるようにするために用意されたもので、パスワードを使わずにログインできるようにする。ブラウザにかぎらず、アプリでも利用できる。
強力な暗号化技術、デバイスに組み込まれた生体認証を活用する。
パスキーを作成するには、TouchIDか、FaceIDを使って認証するだけ。ユーザーがパスキーを作成すると、ユニークなデジタルキーが作成される。作成されたサイトのみで、そのパスキーは機能する。
またデバイス外に保存されることもなく、ハッカーがユーザーを騙そうとしたり、フィッシングサイトへ誘導したりしても、パスキーが漏れることはないという。
その一方で、パスキーは、ユーザーが使うアップルのデバイス同士で、iCloudキーチェーンを用いて安全に同期される。
これにより、Macでのログイン、iPhoneでのログインなどをシームレスに利用できる。
パスキーの仕組みとして、アップルでは、生体認証の規格である「FIDO」を挙げている。パスキーは、クロスプラットフォームでシームレスに動作することを保証するそのことで、アップル製品以外のデバイスでもパスキーの情報を用いて、Webサービスやアプリへログインできるようになる、