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通信品質が最も安定しているのはソフトバンク、ドコモ抜く――オープンシグナルのレポート

 オープンシグナル(Opensignal)は、2023年4月のモバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポートを発表した。NTTドコモはダウンロードスピードなど5項目、auは5G利用率など3項目、ソフトバンクはゲーム体験など8項目、楽天モバイルはアップロードスピードなど2項目を受賞した。

オープンシグナルのモバイルレポート、ソフトバンクが8つの項目で受賞

 調査は2022年12月1日~2023年2月28日の期間に実施。

 HDビデオなど高いレベルの回線品質を問う「エクセレント・コンシステント・クオリティー・アワード」(一貫した素晴らしい品質)と、SDビデオなど一定のレベルの回線品質を問う「コア・コンシステント・クオリティー・アワード」(中核となる一貫した品質)では、どちらもソフトバンクが受賞した。

エクセレント・コンシステント・クオリティー・アワード
コア・コンシステント・クオリティー・アワード

 「一貫した素晴らしい品質」では、ドコモが85.4、auが83.6、ソフトバンクが87.4、楽天モバイルが67.0というスコアとなり、前回レポートでトップだったドコモを抜き、ソフトバンクが「最も安定した通信品質」と評価された。

あわせて「中核となる一貫した品質」でも、ドコモが92.5、auが92.0、ソフトバンクが94.1、楽天モバイルが79.4となり、こちらもソフトバンクがトップ。オープンシグナルでは、日本で最も安定したモバイル通信体験を享受しているのはソフトバンク・ユーザーと評価している。

 調査では、ビデオやゲーム、音声アプリ、ダウンロードスピード、アップロードスピードを、3G/4G/5G全体と5Gのみそれぞれで調査されている。

 このほか、ドコモは、全体と5Gのダウンロードスピードで受賞、auは5G利用率や到達率、全体の音声アプリ体験で受賞している。また、楽天モバイルは全体と5Gのアップロードスピードで受賞している。