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シンガポール版「AQUOS R9 pro」を日本モデルと比較してみた

 シャープの海外展開は台湾、シンガポール、インドネシアと販売国は少ないものの、日本で登場したモデルは着々とそれらの国でも販売されています。

 今回はライカとコラボしたカメラを搭載する「AQUOS R9 pro」のシンガポール販売品を、日本のモデルと比較しました。シンガポールのモデルはライカとのライセンスの関係から、カメラ部分に「LEICA」の名前は入っていません。

シンガポール版のAQUOS R9 pro
ディスプレイは当然ですが全く同じ。アプリの差で見分けがつくとは言え、正面から見ると差は全くない。日本とシンガポールモデルの区別がつくだろうか

 一方、背面はかなり差があることがわかります。日本モデルは背面に「AQUOS」のロゴがあり、カメラ部分に「LEICA」と入っています。一方シンガポール版は背面が「SHARP」、カメラ部分に「AQUOS」となっています。

左がシンガポール版、右が日本版

 フィルターアダプターを装着する溝の部分も異なります。日本版はライカと協業していることから「VARIO - SUMMICRON」の記載があります。一方シンガポール版はその部分は何もなし。レンズ情報の部分も両者は微妙に異なります。

日本版のみにVARIO - SUMMICRON表記

 筆者は個人的にも日本版のAQUOS R9 proを所有しており画質などは気に入っています。一方シンガポールでは「シャープのスマホ」の認知度がまだ低く、できればライカとの協業を通して製品のアピールを広げてほしいと考えてしまいます。

 シンガポールは高所得者も多く、高価な端末も売れる市場です。ライカのブランドが加わればAQUOSシリーズへの注目も高まると思うのです。

シンガポールでも着々とラインナップを広げている

 AQUOS R9 proの製品性能やカメラ画質は海外でも十分通用するものだと筆者は感じます。シンガポールにAQUOSを見に行っていつも思うことですが、せっかくAQUOSのTVも販売しているのですから、AQUOS R9 proで撮影した美しい写真を表示するなど、スマートフォンの魅力を高めるためのデモも行ってほしいものです。

TVとの連携もぜひ進めてほしい