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ソフトバンク宮川社長、通信品質への高評価に「なかなか褒めてもらえないので本当に嬉しい」

 ソフトバンク代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮川潤一氏は、10日の決算説明会の場で、同社のモバイルネットワーク品質の向上に関する取り組みについて語った。

宮川氏

 質疑応答において、「ソフトバンクのモバイルネットワークの評判が最近良いと感じる。強みなどについて教えてほしい」という質問があった。

 この質問を受けて宮川氏は、「(我々は)なかなか褒めていただけない会社だと思っているので、本当に嬉しい」と笑顔を見せた。

 ソフトバンクでは、700MHzと1.7GHzの2つの周波数を主力としながら、Sub6との組み合わせで5Gネットワークの“面展開”を進める。

 宮川氏は「やってみて実感したが、4Gから5Gへの移行(マイグレーション)は思った以上に難しい」と語る。同社では利用者の声を分析する専門チームを設けており、ネットワークに関する改善は順調に進んできているという。

 日本のエリアを666メッシュに区切って品質を日々チェックしている、と宮川氏。同氏は続けて、「4Gから5Gへの移行は、3Gから4Gのときより課題が多いと感じる。ほかのキャリアさんも本当に難しいと思う」とコメント。課題を解決しつつ、5G SA(スタンドアローン)への切り替えについても進めていきたいとした。