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ソニーセミコンが英Raspberry Piへ出資、エッジAIソリューション開発で

 ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)と英Raspberry Pi(RPL)は、SSSがRPLに対して少数持分出資を行うことについて合意した。

 両社は、Raspberry Piユーザーのコミュニティに向け、SSSのエッジAIソリューションの開発プラットフォームを提供することを目指す。

 ソニーグループの100%子会社であるSSSは、イメージセンサーを中心に、半導体デバイス事業を展開。RPLはコンピューティングカンパニーとして、最先端のコンピューティング技術を低コストで提供できるよう事業を進めている。

ソニーセミコンダクタソリューションズ 社長 兼 CEO 清水照士氏のコメント
弊社は、イメージセンサーを軸とした革新的なエッジAIセンシング技術を用いて、さまざまな産業に対する新たな価値提供や課題解決に貢献することをめざしています。エッジAIデバイスを活用したユニークで多様なソリューション開発を支援する我々の「AITRIOS」プラットフォームが、世界最大規模のデベロッパーコミュニティを持つRaspberry Piとのパートナーシップを築くことで、Raspberry Piユーザーと開発者コミュニティにユニークな開発体験を提供できることを大変喜ばしく思います。
Raspberry Pi CEO エベン・アプトン(Eben Upton)氏のコメント
ソニーグループと弊社は、長期にわたる重要な戦略パートナーです。製造委託から、イメージセンサーおよびその他の半導体製品の取引にいたるまで、関係性を構築しております。今回の協業は私たちの関係をより拡充させ、ソニーセミコンダクタソリューションズのAI技術を用いた製品群をRaspberry Piのエコシステムに導入します。これにより、ユーザーがエッジにおいて、機械学習を活用した新しい魅力的なアプリケーションを構築できるよう支援します。