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ドコモのLTE網に対応した「Raspberry Pi」用通信モジュール

 CANDY LINEは、開発者向けのシングルボードコンピューター「Raspberry Pi」で動作する、NTTドコモのLTE網に対応した通信モジュール「LTEPi for D」の販売を開始した。Amazon.co.jpなど通信販売サイトで販売されており、価格は2万9800円(税抜)。9月6日までは東京・秋葉原のDMM.make AKIBA Baseに展示される。

Raspberry Piに搭載した「LTEPi for D」(上部の基板)

 「LTEPi for D」は、NTTドコモのLTE網と3G網に対応した通信モジュール。IoTやM2Mに関する開発の、初期投資コストを抑えられる製品として提供される。対応するのは「Raspberry Pi B+」と「Raspberry Pi2 Model B」。「Raspberry Pi 3 Model B」も対応できるが、DCピンジャックの取り付けとACアダプターが必要になる。

 ブラウザ上で無料で利用できる、Node-REDベースのフローエディタ「CANDY RED」が提供され、フローを作成するだけで、「LTEPi for D」を搭載したRaspberry Piをクラウドに接続できるようになる。

フローエディタ「CANDY RED」
ダッシュボード

 「LTEPi for D」は「Raspberry Pi」用の拡張ボードで、基板のサイズは85×56mm。SIMカードサイズはnanoSIMカード。対応周波数帯はLTEが2.1GHz、1.5GHz、800MHz。3Gが2.1GHz、800MHz。パッケージにはスペーサー、ビス、USBケーブル、アンテナセットが同梱される。