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通報者が映像で現場の様子を伝える「110番映像通報システム」正式運用スタート

 警察庁は、通報者に事件・事故現場の撮影を依頼する「110番映像通報システム」の運用を開始した。

 「110番映像通報システム」は、110番通報を受けた通信指令室の担当者が映像通報の必要性を判断した場合に、通報者に現場の映像を求めるというもの。担当者が通報者にワンタイムURLを送信し、通報者は留意事項などに同意をして映像の撮影、送信を行う。

 留意事項には、映像の著作権の放棄や、GPSによる通報者の位置情報把握、第三者のプライバシーを侵害しないことなどが含まれる。

 「110番映像通報システム」の試行運用は2022年10月1日~2023年2月28日に行われ、実施件数は総計で2293件だったという。

【お詫びと訂正 2023/04/07 15:33】
 記事初出時、提供者を誤って警視庁としておりましたが、正しくは警察庁です。お詫びして訂正いたします。