「MNPは一度の手続きで済むワンストップ方式に」、総務省が意見募集

　総務省は、「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」の改正案に関して、意見を募集している。募集期間は5月8日まで。

　今回の改正は、「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」に対し、「ワンストップ方式」に関する内容を加えるためのもの。

　MNP（携帯電話の番号ポータビリティ）手続きに関する「ワンストップ方式」では、現状では利用中の携帯電話事業者と乗り換え先の携帯電話事業者で2回の手続きが必要なMNPについて、窓口の一元化を図る。乗り換えの迅速化や引き止めの防止につながる方式として、「スイッチング円滑化タスクフォース 報告書（令和3年5月）」で提言されていた。

　改正後のガイドライン案では、携帯電話事業者がMNPの手続きで「ワンストップ方式」を用いるか、現行の「ツーストップ方式」と併用することが基本とされている。

　また、インターネット上の手続きを基本とする「ワンストップ方式」において、店頭や電話などで相談を受けた場合でもWeb手続きへ案内することなどがガイドライン案に盛り込まれている。

総務省の資料より