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MNPワンストップがいよいよ5月24日開始へ、各社の対応状況まとめ

 大手携帯電話各社と一部のMVNO事業者らが、携帯電話会社を乗り換える際に必要な手続きを一元化する「MNPワンストップ」を5月24日に開始する。

MNPのワンストップ化とは

 携帯電話会社を「モバイルナンバーポータビリティ」(MNP)を利用して乗り換えるには、現在契約中の携帯電話会社Aで「MNP予約番号」を発行する必要がある。受け取った番号は、新たに乗り換える携帯電話会社Bでの契約時に必要で、これを使ってMNPの手続きを進めることになる。

ソフトバンクのプレスリリースより

 今回、各社が導入を発表したMNPワンストップ方式は、乗り換え先の携帯電話会社Bでのみ手続きを実施すれば乗り換えが可能になるというもの。これによりユーザーが携帯電話会社を乗り換える際の手続きの簡素化でき、負担の軽減につなげられる。

当初の対応事業者は7社

 サービス開始日は5月24日。同日時点での対応事業者はNTTドコモ、KDDI(沖縄セルラー)、ソフトバンク、楽天モバイルのMNO各社に加えてMVNOサービスを展開する日本通信、ジャパネットたかたとなっている。

5月24日時点での対応事業者
  • NTTドコモ
  • KDDI
  • 沖縄セルラー
  • ソフトバンク
  • 楽天モバイル
  • 日本通信
  • ジャパネットたかた

現時点ではWebのみ対応

 現時点では、各社いずれもWebでの対応のみを案内している。店頭でのワンストップ化について、ドコモでは「検討中で、現時点で決まっていることはない」と説明。KDDIでも「現時点では未定」、ソフトバンク、楽天モバイルも同じく未定という。

 楽天モバイルでは、店頭でワンストップ化の対応を問い合わせられた場合、Webでの手続きを案内するとしている。

MVNOの対応は

 今回、対応が発表されたのはMNOを中心とした事業者。MVNOでの今後のMVNOの対応について、IIJmioを展開するインターネットイニシアティブに聞いたところ「今後対応できるよう検討している」とした。

 また、mineoを展開するオプテージでは7月からA、D、Sプランすべてでワンストップ方式に対応する予定という。

 このほか、OCN モバイル ONEを展開するNTTレゾナントでは「検討しているが、対応時期は未定」としており各社での対応にひらきがある。