ニュース

ソフトバンク、iPhone 14などで5G SAを提供

 ソフトバンクは、アップルの「iPhone」と「iPad」で5G SAの提供を開始した。対象機種でiOS/iPad OS 16.4にアップデートすると5G SAでの通信を利用できる。現時点では5G SAによる追加料金は発生しない。

 アップデートにより5G SAを利用できるようになる機種は、iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro MaxとiPad Pro 11インチ(第4世代)、iPad Pro 12.9インチ(第6世代)。ソフトバンクによれば、国内の通信事業者としてiPhone/iPadへの5G SA提供は初という。

 提供当初の利用料金は無料。ただし、将来的には任意加入のかたちで有料化され、加入しない場合は5G SAを利用できなくなる見込み。現時点で月額550円での提供が検討されているが、最終的な提供時期や料金は未定で、決定しだい案内するとしている。

 5G SA(SA=Stand Alone)は、一部に4G用の設備を利用するNSA(Non Stand Alone)と異なり、5Gの設備のみで通信する仕組み。NTTドコモは現時点ではiPhoneでの5G SAには非対応。KDDIでは法人向けにのみ5G SAを提供している。楽天モバイルはネットワーク内に機能としては5G SAを備えているものの、現時点では利用できず、サービス展開に向けて準備中という。