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ドコモ、iPhone→iPhoneへeSIMを移せる「eSIM クイック転送」に対応

「iOS 16.4」「iPadOS 16.4」で

 NTTドコモは、iPhoneからiPhoneへ、eSIMを転送できる「eSIM クイック転送」に対応した。「iOS 16.4」「iPadOS 16.4」以降のiPhone、iPadで利用できる。

 「eSIM クイック転送」は、その名の通り、eSIMをiPhoneからiPhoneへ移し替えられる機能。これまでは、eSIMの再発行といった手続きが必要だったが、手元にあるiPhoneだけで完結する。eSIM転送だけではなく、古いiPhoneに入れていた物理SIMを、新しいiPhoneではeSIMとして利用することもできる。

 2022年9月に発表された「iOS 16」で導入された新機能だが、NTTドコモは当時、対応していなかった。同社によれば、iOSの最新バージョンに向けて開発を進めていたというい。

 同社では、3月28日(日本時間)に公開されたiOS 16.4とiPadOS 16.4で、eSIM クイック転送をサポートする格好となった。

 ただし、未成年契約の回線、法人契約の子回線、「WEB利用可否設定」が拒否の場合は利用できない。また、国内で発売されたiPhone/iPad以外は動作を保証していない。

 iPhoneからiPadへの転送もできない。eSIM クイック転送をすると、もともと使っていたiPhoneのSIMは利用できなくなる。