iOS 16の「eSIM クイック転送」、MVNO各社では現時点で利用できず

　「iOS 16」で提供が始まった「eSIM クイック転送」。BluetoothでeSIMをほかのiPhoneに転送や利用中のSIMカードをeSIMに変換できるといったもので、現時点で対応しているのは、KDDIと楽天モバイルに限られている。

　主要なMVNO事業者においても、インターネットイニシアティブ（IIJ）とオプテージ（mineo）、日本通信がそれぞれ、eSIMサービスを提供している。しかし各社に現状を確認したところ、IIJでは、現時点で対応しておらず、今後も未定。mineoも利用の可否を確認中で同じく今後も未定、日本通信でも検証の結果、現時点では利用できないと3社いずれも現時点では利用できないことがわかった。

　一方でMNOについても、NTTドコモとソフトバンクでは今後の対応予定について明らかにしていない。新しい機能であるが故、各社の対応が出揃うまでにはもう少し時間が必要になりそうだ。