1枚のカードに複数の決済方法載せる「フレキシブルペイ」、三井住友の「Olive」で

　三井住友カードとビザ・ワールドワイド・ジャパンは、金融サービス「Olive」（オリーブ）で、1枚のカードに複数のカード情報やポイントプログラムを集約できる「フレキシブルペイ」による機能を3月にも提供する。ビザによれば、同機能によるサービスは世界初。

　フレキシブルペイは、ビザが開発した発行会社向けの機能。3月から、三井住友カードと三井住友銀行の総合金融サービス「Olive」のキャッシュカード一体型Visaカードで利用できる。1枚のカードにクレジットカードやデビット、ポイント払い（プリペイド）の支払いモードを設定でき、スマートフォンアプリから選んで使い分けられる。これにより、クレジットカードやデビットカード、キャッシュカードなど複数のカードを持ち歩く必要がなくなるメリットがある。

　Oliveは、スマートフォンアプリを中心とした金融サービス。銀行口座のほか、カード決済やファイナンス、オンライン証券・保険をひとつのアプリで利用できる。「三井住友銀行アプリ」や「Vpassアプリ」の双方から各種サービスへアクセスでき、フレキシブルペイもあわせて新たな金融体験を提供する。3月にもスタートする予定。