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楽天モバイルが「SMS送受信番号の共通化」に参画、企業→個人宛の番号が3キャリアと同じに

 楽天モバイルは、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが実施している「SMS送受信番号の共通化」への参画を発表した。これにより、楽天モバイルを含む携帯キャリア4社が提供するSMSにおいて、個人ユーザーと企業は、「共通番号」と呼ばれるひとつの番号でSMSを送受信できる。

 企業と個人ユーザー間のSMSは、2段階認証のコード送付など、主に片方向の連絡手段として用いられる。その際、携帯電話会社から企業へ提供する10桁以下の数字列として、「共通番号」が用意されている。

 従来は、企業から個人ユーザーへSMSを送付する際、ドコモ、KDDI、ソフトバンクでは「共通番号」を用いていたのに対し、楽天モバイルのみが異なる番号となっていた。また、楽天モバイルのユーザーから企業へSMSを送ることはできなかった。

 今回の参画により、楽天モバイルでも3キャリアと同一の「共通番号」を利用できるようになり、双方向のコミュニケーションが実現する。なお、本稿執筆時点で、コミュニケーションアプリ「Rakuten Link」では「共通番号」が提供されていない。

楽天モバイルのプレスリリースより

【2023/01/11 13:11】
 楽天モバイルは、今回の対応に関連して、「現時点で+メッセージの対応予定はない」とした。