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「Pixel 7/7 Pro」のカメラはどうやって開発されたのか、グーグルが紹介する一部機能のテスト内容とは

 グーグル(Google)は、同社公式ブログで、「Google Pixel 7」の、自然な肌の色を実現する「リアル トーン」や、目の見えない人や弱視の人向けの「ガイド付きフレーム(Guided Frame)」の開発時に行ったテストについて紹介している。

「リアル トーン」のテスト

 有色人種、特に色が濃い人の写真を自然な色に改善した「リアル トーン」は、世界中でツールテストが行われた。特に有色人種に、暗い場所などで写真を撮るように依頼したという。

 そして収集した情報を基に、髪の見栄えが悪く見えてしまうこと、周囲の風景に肌がどうかして見えてしまうことを課題として取り組んだという。

 その結果、ナイトサイト、ポートレートモードなどの低照度シーンで適切に機能するようになった。

左がナイトサイトなしでの撮影 右はリアルトーンを強化するためにナイトサイトでの撮影

「ガイド付きフレーム(Guided Frame)」のテスト

 目が見えない人や弱視の人が簡単に自撮りができるように開発された「ガイド付きフレーム(Guided Frame)」は、高コントラストのアニメーションと触覚フィードバックによってフロントカメラ位置がわかるもの。

 視覚障がいをもつグーグル社員や「ドッグフーダー」と呼ばれる内部テスターにアドバイスを求めた結果、オーディオキューや振動、サウンドなどを用い、開発したという。

 また、当事者のアドバイスを通じて、顔が中心にある時に自動で写真が撮れるという点も重要ということがわかった。

【Guided Frame on Pixel 7 and Pixel 7 Pro】