寺田総務大臣、Netflixの広告つきプランは「NHKに説明責任」の見解示す

　寺田稔総務大臣は、11月11日に開催した記者会見で、Netflix（ネットフリックス）の新プラン「広告つきベーシック」にて、日本放送協会（NHK）のコンテンツが、Netlifxによる広告つきで配信されている件について見解を示した。

　NHKは、公共放送として放送法の規定に基づいて定められた「インターネット活用業務実施基準」の規程により、特定の商品やサービスを推奨しているとの誤認や、広告をNHK自身が行うものと誤認を生じる恐れがあるときには、動画配信事業者にコンテンツを提供しないように定められている。

　寺田大臣は、Netflixの新プラン「広告つきベーシック」では、冒頭に30秒程度の広告が配信された後にコンテンツが切り替わるため、広告によってNHKが特定の商品やサービスを推奨していると誤認される可能性があると指摘し、NHK自身が「インターネット活用業務実施基準」に則って適切に対応し、説明責任を果たす必要があるとの認識を示した。