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「NHKプラス」で24時間同時配信へ、ネット接続TV向けにも公式アプリ提供――NHKの2022年度計画

 NHK(日本放送協会)は、2022年度のインターネット活用業務実施計画を発表した。

 実施計画には、原則として全ての番組を「NHKプラス」で視聴可能とするほか、インターネットに接続されたテレビ向けの「NHKプラス」アプリ提供などが含まれる。

「NHKプラス」、2022年度の主な取り組み

「NHKプラス」で全ての番組を視聴可能に

 2022年度の取り組みとして、地上テレビ常時同時配信・見逃し番組配信サービス「NHKプラス」で、提供に必要な権利を確保できないなどのコンテンツを除いて、総合テレビと教育テレビ(Eテレ)で放送している番組を全て「NHKプラス」で視聴できるようにする。

 NHKでは現在、総合テレビとEテレをどちらも1日19時間程度「NHKプラス」向けに提供しているが、2022年度には総合テレビの同時配信を24時間化する。

 地上テレビ常時同時配信では、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の各区域を合わせた南関東エリアを対象とした放送中の番組を、全国に向けて配信する。

 地上テレビ見逃し番組配信では、総合テレビとEテレで放送した番組を、原則として放送終了時刻から起算して7日間提供する。見逃し番組配信は、南関東エリアで放送した番組を全国に向けて配信するが、南関東エリア以外の地域で放送した地方向け放送番組の一部を全国に向けて配信することもあるという。

「仮登録」期間中は受信契約を求めるメッセージを非表示に

 現在の「NHKプラス」では、受信契約を確認するための情報を入力するまでの間、画面上に受信契約の確認するための情報提供を求めるメッセージを表示しているが、2022年度に新たに「仮登録」を導入し、この期間中はメッセージを非表示とする。

インターネット接続されたテレビ向けに「NHKアプリ」を提供

 NHKでは、既に「NHKプラス」をAndroidやiOS向けに提供している。

 2022年度には、新たにFire OSやAndroid TVなど、インターネット接続に対応するテレビにも「NHKプラス」公式アプリを提供する。