Netflix、月額790円の「広告つきベーシック」を11月に提供

　米ネットフリックス（Netflix）は、新プラン「広告つきベーシック」（Basic with Ads）を、日本を含めた世界12か国で提供する。日本向けの料金は月額790円で、11月4日午前1時より提供する。

　従来より提供している「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3つのプランは継続提供される。現在の料金は、「ベーシック」が990円、「スタンダード」が1490円、「プレミアム」が1980円。

　新プランの「広告つきベーシック」で利用できるサービスは、「ベーシック」と基本的に同じで、自宅のテレビやスマートフォンなどあらゆるデバイスで利用できる。

　一方、新プランの「広告つきベーシック」および「ベーシック」の動画品質は最大で720p HDに制限される。新プランでは、1時間に平均4～5分の広告が表示されるが、ライセンス上の理由で一部の映画や番組は再生できない。また、コンテンツのダウンロードはできない。

　広告表示は、15秒または30秒の広告が作品の再生前や再生中に流れる。広告主側向けの機能では、国や作品ジャンルごとに出稿を設定したり、広告主のブランドに適さない性的描写や過激な暴力表現を含む作品には広告を表示しないようにすることも可能という。

　「広告つきベーシック」は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、メキシコ、スペイン、英国、米国で順次利用可能となる。