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ASUS「ROG Phone 6/6 Pro」10月7日発売――最高クラスのメモリーと冷却性能で高パフォーマンスを長時間維持
2022年9月30日 11:00
ASUSは、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 6」と「ROG Phone 6 Pro」を10月7日に日本で発売する。
価格は、「ROG Phone 6」12GB+256GBモデルが12万9800円、16GB+512GBモデルが14万9800円、「ROG Phone 6 Pro」が16万9800円。
「ROG Phone 6」シリーズは、ゲーミング機能を充実させた5G対応スマートフォン。チップセットは「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載している。
メモリーとストレージの組み合わせは、「ROG Phone 6」が12GB+256GBと16GB+512GB、「ROG Phone 6 Pro」は18GB+512GB。特に「ROG Phone 6 Pro」のメモリー18GBは、ゲーミングスマートフォンでも最大級の容量とアピールする。メモリーはLPDDR5、ストレージはUFS 3.1の仕様に準拠している。
カメラは、背面のアウトカメラが、5000万画素広角カメラ(23.8mm、F値1.9、Sony IMX766センサー、1/1.56インチ)、1300万画素超広角カメラ(12.5mm、F値2.2)、500万画素マクロカメラ(23.6mm、F値2.0)の3眼構成。ディスプレイ上部のインカメラは1200万画素カメラ(27.5mm、F値2.4)を搭載している。
165Hz駆動のAMOLEDディスプレイ
ディスプレイは6.78型AMOLED(有機EL)ディスプレイ(2448×1080、FHD+)を搭載し、最大165Hzのリフレッシュレートをサポートする。720Hzのタッチサンプリングレートのほか、HDR10/10+、Delta-E<1の色彩制度などをサポートしている。表面には、Gorilla Glass Victusを採用している。
また、世界最速レベルの低タッチレイテンシーとしており、165Hz駆動では23msのタッチレイテンシーを実現している。
2セル分割で65W充電を実現
「ROG Phone 6」シリーズには、6000mAhの大容量バッテリーを搭載している。バッテリーセルを3000mAhと3000mAhに分割し、中央にCPUを配置することで、充電制御や熱処理の最適化を図っている。
セル分割は、充電時間の短縮にもつながっており、先代モデル(ROG Phone5)と比較し、ASUS調べで満充電時間を9分短縮し42分で充電できるという。
また、バッテリーの劣化を抑える「バッテリーケア」機能をサポートしている。たとえば、バッテリー寿命を延ばすために“あえて”ゆっくり充電させる「低速充電」や、使っていない間に充電する「予約充電」、充電のしすぎを防ぐ「充電制限」機能などを備えている。
このほか、入力端子(USB Type-C)からの電力をバッテリーを経由せずに(充電せずに)供給するバイパス充電が利用できる。
冷却システムはさらに進化
ゲームプレイ中に気になる「本体温度上昇」とそれによる「処理落ち」だが、「ROG Phone 6」シリーズでは、先代モデルからさらに進化した冷却システムを搭載している。
ディスプレイ(前面)側から、グラファイトシート(先代比で計85%大型化)、ベイパーチャンバー(同30%大型化)、この間にバッテリーとCPUが組み込まれ、背面にかけてグラファイトシート(計85%大型化)が配置されている。
たとえば、ゲームプレイし始めではメインボード下に配置された窒化ホウ素のサーマルコンパウンドからCPUを冷却、その後ベイパーチャンバーやグラファイトシートに熱が伝わり冷却する。
長時間のゲームプレイ時に利用したいのが、別売りの冷却ゲーミングギア「AeroActive Cooler 6」。ペルチェ素子を新たに採用し、AIクーリングシステムなどで最大約25度の表面温度低下が期待できる。
また、「AeroActive Cooler 6」を使用することで、継続して高いパフォーマンス性能を維持するモード「X MODE+」が利用できる。「X MODE+」では、CPUとGPUを最大クロックにコントロールするほか、ディスプレイのリフレッシュレートを高い数値で固定するなど、高い処理性能を長い時間持続させることができる。
さまざまなセンサーでコントロール
「ROG Phone 6」シリーズでは、さまざまな操作方法が用意されている。
本体には「超音波センサー(AirTrigger 6)」を配置し、側面タップやスライドなどで設定した操作ができる。また、本体を左右に動かしたり傾けたり振ったりすることでコントロールできるよう、10のジェスチャーもサポートしており、より高度なゲームプレイができるという。
また、前述の「AeroActive Cooler 6」には、4つの物理ボタンを搭載しており、このボタンにも操作を割り当てることができる。別売りのゲームパッド「ROG Kunai 3 Gamepad」を利用すれば、ゲーム専用機のような操作感覚を再現できる。
サウンドやサブディスプレイ
本体には、デュアルフロントステレオスピーカーが上下に配置されているほか、3.5mmイヤホンジャックも用意されている。ハイレゾ音源対応で、「aptX Lossless Audio」コーデックをサポートする。
本体背面には、「ROG Phone 6」にはAURAライト、「ROG Phone 6 Pro」にはROG VISIONというサブディスプレイが搭載されている。どちらも、ユーザーの好みに合わせて光る内容をカスタマイズできる。
「ROG Phone 6 Pro」のROG VISIONでは、解像度がAURAライトより高く、場面に応じたアニメーションなども設定できる。また、60を超えるアニメーションを設定でき、ユーザー自身で好みにカスタマイズできる。
主な仕様と外観
- サイズ
173×77×10.4mm - 重さ
239g - チップセット
Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 - メモリーとストレージ
ROG Phone 6:12GB+256GB、16GB+512GB
ROG Phone 6 Pro:18GB+512GB - ディスプレイ
6.78型AMOLEDディスプレイ - 解像度
2448×1080(FHD+)、165Hz駆動 - アウトカメラ
5000万画素広角(23.8mm、F値1.9)+1300万画素超広角(12.5mm、F値2.2)+500万画素マクロ(23.6mm、F値2.0) - インカメラ
1200万画素(27.5mm、F値2.4) - バッテリー容量
6000mAh - 有線急速充電
最大65W - Wi-Fi
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz) - Bluetooth
Bluetooth 5.2 - 5G対応バンド
n1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n13、n18、n20、n25、n26、n28、n38、n40、n41、n48、n66、n71、n77、n78、n79 - LTE対応バンド
FDD-LTE:B1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B13、B17、B18、B19、B20、B25、B26、B28、B29、B30、B32、B66、B71
TD-LTE:B34、B38、B39、B40、B41、B42、B43、B48 - 防水・防塵
IPX4 - NFC/おサイフケータイ
NFC - SIM
nanoSIM×2 - カラーラインアップ
ROG Phone 6:ストームホワイト、ファントムブラック
ROG Phone 6 Pro:ストームホワイト