ニュース

ASUS「Zenfone 9」を11月4日発売、“片手で使える”高パフォーマンスを追求

 ASUS JAPAN(ASUS)は、Androidスマートフォン「Zenfone 9」を11月4日に発売する。価格は9万9800円~、オープンマーケットで発売される。

 発売されるモデルと価格は次のとおり。

  • 8GB+128GBモデル
    本体カラー:ミッドナイトブラック・ムーンライトホワイト・スターリーブルー・サンセットレッド
    価格:9万9800円
  • 8GB+256GBモデル
    本体カラー:ミッドナイトブラック・ムーンライトホワイト
    価格:11万2800円
  • 16GB+256GBモデル
    本体カラー:ミッドナイトブラック
    価格:12万9800円

コンパクトなサイズ感、片手で操作できる機能

高い性能を片手で持てる

 片手で操作を行えるコンパクトさと操作性を実現した製品になっており、先代モデル(Zenfone 8)から小型化したにもかかわらず、画面サイズはそのままに、性能も向上している。

 サイズ感について、システムビジネス事業部テクニカルプロダクトシニアマネージャーの阿部 直人氏は、幅70mmに抑えることで片手操作しやすいサイズ感になるとコメント。カラーバリエーションを増やすことにより、さまざまな年齢層に受け入れられるとアピールした。

システムビジネス事業部テクニカルプロダクトシニアマネージャーの阿部 直人氏

 本体の背面は、ポリカーボネートとポリウレタンを組み合わせた素材を採用し、30%近くの小型化と、独特の手触り、指紋のつきにくさを実現している。また、高いグリップ性能を備えているという。

片手で操作できる工夫

 ハード面やソフト面双方で「片手操作」がしやすい機能が施されている。

 まず、ロック解除では、電源ボタンでの指紋認証やマスク着用時にも解除できる顔認証をサポートする。

 電源ボタンは、スマートフォンを押したりスライドさせたりすることで本体を直感的に操作できる「ZenTouch」機能を新しく搭載した。2回押しや長押しでGoogleアシスタントなどの機能ショートカットが割り当てられるほか、上から下や下から上へ指をスライドさせることで、メディアファイルの曲送りやWebページのスクロールなどができる。

 また、任意のアプリにかんたんにアクセスできるエッジツールや、背面のダブルタップでカメラアプリの起動やスクリーンショット撮影などを割り当てられる。

6軸ジンバルモジュール搭載で「アクションカメラ」のような動画撮影を

 アウトカメラは、5000万画素の広角カメラ(Sony IMX 766)と1200万画素の超広角カメラ(Sony IMX 363)を搭載している。また、画面左上には、1200万画素(IMX663)のインカメラを備えている。

 5000万画素の広角カメラには、6軸ジンバルモジュールが搭載されている。手持ちでの動画撮影時に避けることのできない手ぶれについて、ソフト側だけでなくハード側で対応することで、多くのシーンでブレの少ない動画が撮影できる。

 標準カメラアプリでも「片手操作」しやすい工夫が込められている。

 片手操作で設定やズーム倍率の設定ができるほか、手ぶれ補正の状況を画面で可視化するジンバルガイドでブレの少ない動画が再生できたり、カメラモードの並び順や表示の有無を自由に設定できる編集モードを用意している。

 先述の電源ボタンで機能を割り当てられる「ZenTouch」機能について、カメラアプリの起動を割り当てた場合の有用性について、阿部氏は「たとえば『2回押しでカメラアプリ起動』を割り当てていると、ロック状態で2回押ししても、ロック解除とカメラアプリ起動ができる」ので、写真の共有時などロック解除しないと使えない機能もロック画面に戻らずにシームレスに利用できるとしている。

高いスペックで長期間利用できる

 チップセットは、「Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載しており、ディスプレイは5.9型AMOLEDディスプレイ(有機EL、2400×1080)を搭載している。ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートをサポートするほか、応答速度1ms、100万:1のコントラスト比、HDR10+に対応する。表面は「Corning Gorilla Glass Victus」に覆われており、高い堅牢性を備えている。

 本体の冷却については、ベイパーチャンバーをZenfoneシリーズで初搭載するなど、冷却性能も強化されており、高い性能を長時間維持できる。

 バッテリー容量は4300mAhで、30Wの急速充電をサポート。また、バッテリーの劣化を抑えるバッテリーケア機能を搭載。充電量を抑えて充電する充電制限や、充電時間を指定する予約充電、あえて低速で充電する低速充電などを用意している。

 音響面では、本体の上部と下部にそれぞれスピーカーを搭載するほか、3.5mmのイヤホンジャックも備えている。オーディオイコライザー機能を使えば、かんたんに音の出方を変えられる。

 そのほか、IP65/68相当の防水防塵性能、FeliCa(おサイフケータイ)機能を搭載している。出荷時の搭載OSはAndroid 12。Android 13へのアップデートも対応予定であるほか、最大2回のOSアップデートをサポートするという。

先代モデルと比較

関連アクセサリー

 Zenfone 9純正のアクセサリーも提供される。

 「Zenfone 9 Connex Accessories Set」は、純正カバーとカバーの上から装着できるスタンドやカードケースがセットになったもの。スタンドの開閉を検知できる機能が備わっており、YouTubeアプリなどを立ち上げられる。

 また、「Zenfone 9 Smart Backpack Mount」は、バックパックのカラビナ部分などに装着できるもので、マウントからスマートフォンを外すと、写真アプリなど任意のアプリを自動起動できるほか、マグネットホルダーで脱着できるようになっている。

ゆるキャン△コラボなど各種キャンペーン

 発売を記念して、各種キャンペーンが展開される。

 今秋にリリースされるスマートフォンゲーム「ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!」とコラボし、限定壁紙がプリインストールされている。

 また、電子マネー「iD」で決済するとZenfone 9やマツモトキヨシで使える商品券などが当たるキャンペーンが実施される。

 このほか、ASUSのスマートフォンからの買い換えキャンペーンが実施される。