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「Google マップ」に新機能、ライブビューで付近のATM検索などが可能に

 グーグルは、「Google マップ」において、ライブビューで付近の情報の検索や知りたい場所の雰囲気や情報を手軽に知ることができる機能などを追加する。29日から順次利用できるようになる。

Neighborhood vibe

 「Neighborhood vibe」という機能では、手軽に任意の場所の写真や情報などをGoogle マップ上で知ることができる。

 写真はGoogle マップのコミュニティに投稿されたもので、付近に美術館がたくさんあるか、カフェや博物館があるかといった情報を調べられる。全世界で今後数カ月以内に利用できるようになるという。

Immersive view

 航空写真とストリートビューを合成した「Immersive View」が今後数カ月で利用できるようになる。東京タワーやアクロポリスなど250以上のランドマークをこのモードで見ることができるという。

 Google マップ上で施設を検索すると、駐車場や入り口など、必要な情報が重ねて表示されるため、単にランドマークを見るだけでなく実用的な機能を兼ね備える。当初は東京、ロサンゼルス、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコなどで利用でき、今後も対応する都市は増えていく予定。

ライブビューに新機能

 ライブビューでは、スマートフォンをかざすと付近で利用できるATMを確認したり、カフェやスーパー、交通機関といったスポットを表示したりできる。

 営業時間や店の混み具合、サービスの内容などもあわせて表示されるためこれにより、現在地付近がどんな場所なのかがよりはっきりわかるようになるという。同機能は今後、数カ月以内に東京、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、ロンドンで利用できるようになるとしている。

他社アプリにも省燃費ルート機能

 このほか、より省燃費なルートを検索できる「Eco-friendly routing」では、アプリ開発者向けに同機能が提供される。

 これにより、各社のアプリでEco-friendly routing機能を利用できるようになるほか、ユーザーの自動車のエンジンの種類を選択する機能も提供される。

 現在、Eco-friendly routing機能を利用できる米国とカナダ、ヨーロッパ諸国で2022年後半にプレビュー版が提供される。