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KDDIが屋内で楽しめるお花見、「GINZA 456 願いツナグサクラ」を目いっぱい楽しんでみた
2022年3月18日 00:00
まもなく春休みシーズン。“密”を避けたお出かけスポットのひとつになりそうなのが、KDDIが5月31日まで実施中の「GINZA 456 願いツナグサクラ」だ。
銀座でお花見を
会場は、東京都中央区銀座にあるKDDIのコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」。同イベントは完全予約制で、専用Webサイトから申し込める。
屋内でのイベントだが、1回につき人数制限が設けられており、安全な環境でICT技術を活用した「デジタル花見」を楽しめるのが魅力のひとつ。GINZA 456の地階に入ると、広大なスクリーンに桜が広がっている。
一定の間隔で満開の桜を楽しめる演出もあり、取材日にも体験者が訪れてデジタル花見を楽しむ様子が見られた。
桜に願いをかける、デジタル花見
しかし、このイベントはただ桜を眺めるというだけのものではない。訪れた人は各々の願いを絵馬として飾れるというのが特徴のひとつだ。
会場内に並ぶ端末に名前を入力すると、願いを入力できる。文字数は24字までだ。最後にOKボタンを押すと正面のスクリーンに桜の花びらが現れる。この花びら、実は願いを入力したユーザーの脳波の状態によって形が変わるという、脳神経学とテクノロジーを組み合わせた仕掛けになっている。
体験者が装着するイヤホン型の脳波計でシータ波、アルファ波、ベータ波、ガンマ波を計測。脳波の状態によってさまざまなかたちの桜が現れる。
筆者が体験したところ比較的丸みを帯びた桜が出現した。どうやらこのときはリラックス状態にあったらしい。脳波を読み取って現れる桜のかたちは合計で600種類以上にも及ぶ。どんな桜が自分の前に現れるかは実際に体験してみてのお楽しみだ。
この桜は、体験者の前に現れた後に床面を伝って、入り口から見て正面にある桜の大木の枝にとまる。眺めていると徐々に花びらが増えてにぎやかになっていく過程を確かめられる。
最初に書いた願いは、絵馬になり桜の木の横に飾られる。ほかの参加者のものも含めて見られるようになっているので、訪れた人がどんな願いをかけたのか覗いてみるのも楽しいかもしれない。
ところで、会場の床に目を向けるとここにもまた桜が舞っているのがわかる。地面にある桜の花は、歩くとまるで風に舞ったかのような動きを見せる。会場内はうっすら花の香りが感じられる仕掛けもあり、都会の一角にありながらリラックスできる空間が広がっている。
会場の外にも……
ここまでは会場内での一連のイベントの内容だ。実は、GINZA 456の入り口付近にも桜の木で飾られている。
ここは会場とは違い、予約なしでも立ち入れる。桜への願いごとは入り口のディスプレイでも見ることができるようになっており「絵馬型」のベンチも設置されている。近くを訪れた方は、休憩がてらに訪れてみるのも良いかもしれない。
これまでも、KDDIでは「Walk,Walk,Walk Home」「捕まえて集める境界のない群蝶」「HOKUSAI REMIX」とデジタルを駆使したさまざまな仕掛けを実施してきた。KDDI ブランド・コミュニケーション本部 ブランドマネジメント部 推進グループリーダーの西原由哲氏によると、今後もGINZA 456ではさまざまなイベントが予定されているという。
ちなみに、スマートフォンから専用Webサイトにアクセスしても願い事の絵馬を飾ることができる。さらに、桜前線が発表されたエリアでスマートフォンをかざすと、AR空間上で桜の花が現れるという仕掛けも用意される。この時の桜のかたちは4Gと5Gで異なるということなので、その違いを探し出すのも面白いかもしれない。