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年頭挨拶2022:楽天 三木谷社長

楽天グループ株式会社
代表取締役会長兼社長
三木谷浩史

楽天グループ 公式コーポレートブログより

 本年は楽天グループにとって25周年を迎える年となります。これまでショッピング、スポーツ、金融、モバイルなど、幅広い分野で技術・イノベーションを通じて新しい価値の創出に挑んできました。

 2021年の年間グローバル流通総額は27兆円規模となり、グローバルメンバーシップも約16億人となりました。インターネットサービス事業では、コロナ禍にあっても、2021年の国内EC流通総額(取扱高)が二ケタ成長という力強い伸びを示し、年間5兆円を達成しました(注)。フィンテックサービス事業においては、楽天カード発行枚数が2400万、楽天銀行口座数が1100万、楽天証券口座数が700万を突破しました。「楽天ポイント」の累計発行数は2.5兆ポイントを超え、楽天エコシステム(経済圏)が拡大しています。

 モバイル事業では、世界に先駆けてエンドツーエンドの「完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク」による携帯キャリアサービスの提供を実現しており、誰もがもっと手軽にスマートフォンを使えるように取り組んでいます。楽天エコシステムとのシナジーが明白になってきており、今後もさらなる連動により、よりお得で便利な充実したサービスを消費者に届けたいと考えています。また、これら完全仮想化技術による通信プラットフォームの世界展開をさらに拡大し、世界の通信業界においても革新を起こしていきます。

 近年、サステナビリティへの取り組みの重要性が世界的に一層高まっています。楽天グループとしても、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにする「RE100」の取り組みに注力しています。グリーン社会の実現に向けて、カーボンニュートラルを目指して挑戦を続けていきます。

 2022年、世界は大きく変化していくでしょう。楽天グループにとっても大きな変化の時です。未来を見据えた持続的な成長に向けて、技術・ビジネスイノベーションを通じて、社会の進化への貢献にも資する、さらなる大きな挑戦へと歩みを進めてまいります。

(注)市場、トラベル(宿泊流通)、ブックス、ゴルフ、チケット、ファッション、ドリームビジネス、ビューティ、デリバリー、楽天24(ダイレクト)、オートビジネス、ラクマ、Rebates、楽天西友ネットスーパーなどの流通額の2021年1月から12月までの合計(速報値)