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2021年9月末で5G契約は2922万件に、総務省が発表

 総務省は、2021年9月末(令和3年度第2四半期)の電気通信サービスの契約数・シェアをとりまとめた。

 携帯電話、PHS、BWA(Broadband Wireless Access)の契約数は1億9847万(前期比+0.8%、前年同期比+4.2%)で、このうち携帯電話の契約数は1億9785万(前期比+0.9%、前年同期比+4.6%)となった。

携帯電話サービス(MNO)、PHS、BWA

 4G LTE契約数は1億4633万(前期比-2.2%、前年同期比-8.1%)で、携帯電話の契約数に占める割合は73.9%となった。5G契約数は2922万(前期比+30.2%、前年同期比+2843万件)と大幅な伸びを記録した。PHS契約数は49万(前期比-14.5%、前年同期比-59.9%)、BWAの契約数は7727万(前期比+1.7%、前年同期比+4.9%)となった。

 なお、5G契約数には、4G LTEおよび5Gのどちらも利用可能なスマートフォンの契約数が、4G LTEの契約数には3Gおよび4G LTEのどちらも利用可能なスマートフォンのけ契約数が含まれる。

 事業者別のシェアは、NTTドコモが36.8%(前期比、前年同期比ともに0.1ポイント減)、MVNOへの提供を含めると42%となった。KDDIグループは27%(前期比0.1ポイント減、前年同期比0.6ポイント減)、MVNOへの提供を含めると30.6%。ソフトバンクは21.0%(前期比0.1ポイント減、前年同期比0.5ポイント減)、MVNOへの提供を含めると25.3%となった。楽天モバイルは、2.1%(前期比+0.2ポイント、前年同期比+1.5ポイント)、MVNOが13.2%(前期比同、前年同期比0.2ポイント減)となった。

MVNOサービス

 MVNOサービスの契約数は、2619万(前期比+0.8%、前年同期比+2.3%)となった。契約数が3万以上のMVNOサービスの区分別契約数は、SIMカード型が1531万(前期比0.7%減、前年同期比4.3%減)、通信モジュールが827万(前期比+5.7%、前年同期比+15.8%)となった。

 SIMカード型の契約数における事業者別のシェアは、1位がインターネットイニシアティブ(IIJmio)で16.6%(前期比+0.6ポイント)、NTTコミュニケーションズ(OCN モバイル ONE)が12.2%(前期比+0.3ポイント)、オプテージ(mineo)が9.0%(前期比同)、MVNOの楽天モバイルが7.8%(前期比1.1ポイント減)、ビッグローブが5.9%(前期比0.1ポイント減)となった。