KDDIとNEXCO西日本、5G×ドローンで「高速道路の施設管理」実験

　KDDI総合研究所とNEXCO西日本は、新名神高速道路 宝塚北サービスエリア（宝塚北SA）で、5Gを活用した高速道路施設管理の高度化・効率化を目的とした実証実験を12月より開始する。

　本実証実験では、無人航空機（UAV、通称：ドローン）による駐車場の混雑状況把握と、SAPAのごみ自走回収の技術検討が実施される。

対象エリア

　UAVによる駐車場の混雑状況把握は、サービスエリア・パーキングエリア（SAPA）の駐車場において、UAVによる映像撮影と5Gによる情報伝達を使用することで、従来よりも迅速で正確な混雑状況の把握を図る。

　また、SAPAのごみ自走回収の技術検討では、クリーンスタッフによるごみ収集を、自走ロボットによるごみ収集に変更するなど検討し、クリーンスタッフの業務省力化とSAPAの環境整備を図る。

　なお、本実証実験では、KDDI総合研究所が5Gを活用した技術実現性の検証を、NEXCO西日本が実証実験場所の提供をそれぞれ担い、両社で実証実験を企画・推進するとしている。

　2社は今後、高速道路事業の高度化・効率化・省力化などにより一層取り組んでいくという。