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「Google Maps Platform Gaming Services」の提供終了、ドラクエウォークは代替活用で継続へ

 グーグルは、現実を舞台にしたゲームを開発できる「Google Maps Platform Gaming Services」を終了する。開発者向けサイトで案内されており、10月18日をもって非推奨となった。

 既存のユーザー企業は、2022年12月31日までサービスを利用できる。この期間中も、主要なバグや障害に対するサポートと修正は提供される。

 「Google Maps Platform Gaming Servicies」は、グーグルが提供するゲームソリューションの一つで、現実世界の位置情報や地理情報をもとにしたゲームを制作しやすくすること、プレイヤーに高い没入感を提供することを目標としている。2020年6月15日から一般に提供されていた。

 このサービスを使用しているアプリ「ドラゴンクエストウォーク」は、今後該当機能の切り替えを順次実施しアプリの運営は継続していくとしている。

「ドラゴンクエストウォーク」のアプリ内画面

 「Google Maps Platform Gaming Services」を活用するアプリのひとつ「PAC-MAN GEO(パックマン ジオ)」は2021年10月28日でサービスを終了する。

 なお、位置情報を使うゲームとして人気の「Pokémon GO(ポケモンゴー)」などを手掛けるナイアンティックのゲームは、かつてGoogleマップの仕組みを活用していたが、2017年にオープンソースの地図プロジェクトであるOpenStreetMapに切り替えている。