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シャオミ、ディスプレイ内蔵のスマートグラス「Xiaomi Smart Glasses」を発表

 シャオミは、同社の新たなウェアラブルデバイスとして、スマートグラス「Xiaomi Smart Glasses」を発表した。

 「Xiaomi Smart Glasses」は、メッセージや通知の表示、通話、ナビゲーション、写真撮影、電卓、テキストの翻訳などができるスマートグラス。

 スマートフォンの「セカンドスクリーン」としてではなく、独立したスマートデバイスというコンセプトで作られており、各種機能をデバイス単体で操作できる。

 レンズには、モノクロのディスプレイを搭載。MicroLEDを採用し、チップのサイズは2.4×2.02mmとコンパクトながら、ピーク輝度は200万nitに達するという。

 また、MicroLEDディスプレイは、光を180°屈折させる光導波路技術を採用。光導波路レンズにより、人間の目に安全にディスプレイの表示を見せることができるという。

 そして、このディスプレイの表示方法は、ディスプレイをミラーなどで反射させず、1枚のレンズで表示できるため、デバイスのサイズや重量を削減できるという。なお、デバイス全体の重量は51gとなっている。

 また、使い勝手も考慮されており、AIアシスタント「XiaoAi」を搭載して、通常時の使用の邪魔にならないよう、重要な情報のみをディスプレイに表示するようになっているという。たとえば「通知」では、すべてのプッシュ通知を表示するのではなく、アラームや緊急情報、重要な連絡先からのメッセージといった、重要なものを抽出して通知される。

 通話機能としては、デバイス内部にデュアルビームフォーミングマイクとスピーカーを搭載。通話中双方がお互いの声をはっきりと聞くことができるという。

 「ナビゲーション」では、ディスプレイ上に地図などをリアルタイムに表示でき、道路から目を離さずにナビを参照することができる。

 また、デバイス前面に5MPのカメラを搭載し、写真撮影や写真内のテキストを翻訳できる。くわえて、内蔵マイクと独自の翻訳アルゴリズムにより、音声をリアルタイムで翻訳することができるという。

 なお「Xiaomi Smart Glasses」には、クアッドコアのARMプロセッサーやバッテリー、タッチパッド、Wi-Fi/Bluetoothモジュール、Android OSが搭載されている。