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総務省、「周波数再編アクションプラン」について意見募集

 総務省は、「周波数再編アクションプラン」を見直し、「周波数再編アクションプラン(令和3年度版)(案)」を作成した。これに併せて、10月13日まで本案についての意見を募集している。

 総務省は、電波の利用状況調査の評価結果などに基づく具体的な周波数の再編を、円滑かつ着実にフォローアップするための具体的な取り組みを示すため、平成16年度から「周波数再編アクションプラン」を策定し、毎年度改定・公表している。

 意見募集の対象になっているのは、今年度の案となる「周波数再編アクションプラン(令和3年度版)(案)」。なお、本案で「重点的取組」として設定されているのは「公共業務用周波数の有効利用の促進」「5G等の普及に向けた対応」など。

重点的取組
  • 公共業務用周波数の有効利用の促進
  • 5G等の普及に向けた対応
  • 無線LANのさらなる高度化等に向けた対応
  • 衛星通信システムの高度利用に向けた対応
  • その他の主な周波数再編、移行等の推進
  • Beyond 5Gの推進

 意見募集対象である本案と意見募集要領は、電子政府の総合窓口(e-Gov)の「パブリックコメント」欄に掲載される。

 総務省は今後、本案について寄せられた意見を踏まえ、改定した「周波数再編アクションプラン」を速やかに公表し、各周波数区分の具体的な取り組みを確実に実行するとしている。また、今後も電波の利用状況調査の評価結果などを踏まえて、「周波数再編アクションプラン」の見直しを実施していくという。