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JTOWERがNTT西日本の通信鉄塔71基を購入、5Gエリア整備で

 JTOWERは、西日本電信電話(以下、NTT西日本)から保有通信鉄塔71基を購入する基本契約を締結した。

 JTOWERと日本電信電話(NTT)は、今後行われる5Gネットワークの整備でこれまで以上に膨大な数の基地局が必要になるという考えを踏まえて、通信業界全体に効率的で経済的なソリューションの提供を目指してきた。そのような取り組みの一つとして、今回、NTT西日本から保有通信鉄塔71基がJTOWERへ売却される基本契約を締結。2021年9月より順次、移管が始まる。

 JTOWERは、屋内における通信インフラシェアリングや屋外における新設タワーのシェアリングに加え、通信事業者が保有する既存通信鉄塔のカーブアウト(売買)の取り組みを重要な成長戦略の1つと位置付けた上で、今後もさまざまな取り組みによって全てのステークホルダーに価値をもたらす社会的意義のある事業を進めていく、としている。

 また NTTグループは、5Gネットワークに必要な光回線や通信機器の設置に必要な局舎スペースなどのアセットの提供や、長年の通信事業で得た通信機器の工事・保守などのオペレーションを支援し、5Gネットワークの早期整備、設備投資の効率化に貢献することを目指すという。