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サムスン開発者が語る「Galaxy Z Fold3」「Flip3」のUXデザイン

 8月11日に発表されたサムスン電子のフォルダブル(折りたたみ)スマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」。同社は、Galaxy Z Fold3 5Gを中心として、両機種におけるUXデザインについて説明する動画を公開した。

それぞれの機種の強み

 サムスンのUXデザイナーのキム・ジュンファン(Kim Joonhwan)氏は、「Galaxy Z Fold3 5GとGalaxy Z Flip3 5Gは、それぞれ異なる強みを持っている」と語る。同氏は、「Galaxy」シリーズにおけるフォルダブルスマートフォンの初代からUXデザインを手がけてきた。

キム・ジュンファン氏

 Galaxy Z Fold3 5Gは、折りたたみ時には一般的なスマートフォンと同じような形状をしていて、カバースクリーンから必要な情報を入手できる。大画面が必要になったら端末を開き、仕事などの効率性を高められる。

 それに対してGalaxy Z Flip3 5Gは、折りたたんだ時のコンパクトさがセールスポイント。カバースクリーンには、さまざまなデザインの時計が用意されている。

 また、机に座って動画を視聴する時などは、半分だけ折りたたむことにより、スマートフォンスタンドなどを使わなくても端末が自立する。その際、画面の向きが自動的に切り替わるため、動画を視聴しやすくなる。

大画面を快適に使うためのさまざまな工夫

 Galaxy Z Fold3 5Gでは、「カバースクリーンのミラーリング機能」が利用できる。これは、端末を折りたたんだ時のカバースクリーンのレイアウトと、開いた時のメインスクリーンのレイアウトを同期するというものだ。

 また、ユーザーにとっての大画面の使いやすさを向上させるために、スクリーンにタッチした時にポップアップを表示したり、画面内で操作可能な小さなウィンドウを出したりといった工夫が施されている。

マルチタスクもお手のもの

 Galaxy Z Fold3 5Gでは、「マルチビュー」がデフォルトとして設定されている。たとえば端末の設定画面の場合、画面の左側に設定項目のリストが表示され、右側でその詳細をチェックしながら設定を行える。

 また、画面の右側にはタスクバーが導入された。たとえばYouTubeの動画を観ている時にメッセージが届くと、タスクバー内の小さなアイコンで通知を確認できる。それをタップしてアプリへ遷移し、メッセージに返信したら、またYouTubeに戻って動画を楽しめる。

 サムスンのイ・スンウン(Lee Seung-Eun)氏は、「タスクバーの導入によって、ユーザーはより少ないタップ数で同じ操作を行えるようになった」とアピールする。

イ・スンウン氏

 すでに開いたアプリをウィジェットのような形にして、ほかのアプリの画面上で開くこともできる。たとえば時計アプリでタイマーを開始させ、別のアプリの画面上でタイマーの残り時間を確認することが可能となっている。

新しいショッピング体験など

 サムスンのR&D(研究開発)グループのリム・クァンホ(Lim Kwangho)氏は、Galaxy Z Fold3 5Gの大画面の活用による「新たなショッピング体験」などを紹介した。

リム・クァンホ氏

 新たな「ドラッグ&スプリット(Drag & Split)」機能では、ネットショッピングで欲しいものをドラッグすると、画面内のウィンドウが分割され、商品の詳細をチェックしながらショッピングを楽しめる。

 そのほか、大きな画面を片手でコントロールしやすくする「ナビゲーションレール(Navigation Rail)」や、動画視聴の際に役立つ「フレックスモード(Flex mode)」などが用意されている。

 一連のUXデザインについて、イ・スンウン氏は「本当に快適な体験だと思います」と太鼓判を押す。また、キム・ジュンファン氏は「ユーザーの皆さんにとって、必要としているものがすべて手に入りますように」とコメントしている。