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Galaxy Z Fold3 5Gを香港のサムスンストアで予約してみた

【Galaxy Z Fold3 5G】

 サムスンの折りたたみスマートフォン最新モデル「Galaxy Z Fold3 5G」は韓国やアメリカで8月中に発売になりました。筆者の居住する香港では8月26日に予約が開始され、9月10日に発売となります。そこで予約初日の8月26日にサムスンストアで予約してみました。

サムスンストアでGalaxy Z Fold3 5Gを予約

 香港ではキャリアで買っても家電量販店で買っても売っているスマートフォンは全く同じSIMフリー端末です。しかし自分の契約しているキャリアで購入すると、契約者割引でスマートフォンを割引価格で買うことができます。また新規やMNPの場合はもっと高い割引が受けられます。さらに購入者にはケースやTWSなどをおまけでくれることも良くあります(これはキャリアが優待しているというより、メーカーの代理店側の優待制度)。一方、家電量販店は端末の割引を行えない分、無料でくれるおまけを増やすなどして来客を増やそうとがんばっています。

9月26日、キャリアの店に行くとGalaxy Z Fold3 5Gの優待案内が見られた

 さてサムスンはアップルのようにサムスンの名を冠したサムスン公式ストアを香港内に2店舗構えています。実は運営は大手家電量販店が行っているのですが、サムスン公式ストアで購入した場合はキャリアや家電量販店で買った時とは異なる優待が受けられます。それは正式販売日の1日または2日前に製品を入手できるのです。つまりGalaxy Z Fold3 5Gを9月10日ではなく9月8日、または9日に入手できるわけです。

 筆者はこれまでGalaxyシリーズのスマートフォンをメイン端末で使っており、いつもキャリアで割引を受けて買っていました。割引額は端末によりますが1万円から2万円とかなりよく、純正ケースがもらえるなどその分だけでもさらにお得でした。しかし今回発売されるGalaxy Z Fold3 5Gは1日でも早く入手したいと思い、サムスンストアで買うことにしたのです。

 予約受付は8月26日の16時からで、本体価格もその時間に公開されます。しかし、もしかしたらサムスンストアなら早めに受付してくれるかも、と思って前日の8月25日に店を訪れたところ、やはり日時は変わっていないとのことでした。

 そして改めて、8月26日の15時40分くらいにサムスンストアを訪れると、前日対応してくれたスタッフが手を振って歓迎してくれました。モックアップが置いてあったので悩んでいた「緑にするか黒にするか」をじっくりとチェック。実機やモックアップの展示も当日16時からで、それまで韓国からの輸入品の黒を触ったことはあったものの、緑は見たことが無かったのです。そして16時を待っている間にお客さんが続々とやってきました。

緑と黒は実物を見たことなかったので悩んだ。今回は緑を選択

 香港はアップルとサムスンの人気が強いものの、サムスンストアは数も規模もアップルストアには敵いません。そんなサムスンストアもこの時間になると10名以上の来客があり、列をなすほど。16時に受付が始まり、自分も受付をすますとその列はさらに伸びていました。また実機の展示コーナーも人が集まっており、「16時になれば実機が見れる」という情報を知って駆け付けた人も多くいたようです。

予約の列も伸び、実機の展示コーナーも人一気に集まってきた

 ちなみに香港のGalaxy Z Flod3 5Gの価格は、256GB版がHK$14598(約20万6000円)、512GB版がHK$15398(約21万8000円)。アメリカより約1万円高いようです。当初メモリ構成が2種類あると知らず、スタッフに「512GBでいいね」と言われてそのままはいはい、と決めてしまいましたが、まあストレージ容量は大きいほうがいいでしょう。

 また同時にGalaxy Z Flip3 5Gに対応したペン「S Pen Fold Edition」が収納できる「Flip Cover with Pen」(ペンも付属)と、Bluetoothを内蔵した「S Pen Pro」も予約しましたが、S Pen Proのみ入荷は遅れるとのことで、本体受領時にはケースとペンをまずは購入できる予定です。

予約終了後に実機もチェック。質感・仕上げはかなり高まっている

 さて予約受付が終わったころにはGalaxy Z Fold3 5Gの展示も始まっており、S Pen Fold Editionも置いてありました。サムスンの折りたたみスマートフォンは初代の「Galaxy Fold」を購入し、メインディスプレイの表面仕上げがあまり強くなく大切に使っていました。そんな折りたたみスマートフォンのディスプレイにペンで文字を書くことができるとはなんだか信じられない気持ちだったのです。

 実際にその場でSペンを使ってみるとディスプレイ表面は硬くなっており、普通に書く分には全く問題がありません。これなら普段からメモを書くことも問題ないですし、取材時も7.6インチの広い画面に自由に書き込めます。また今回はGalaxy Noteシリーズをサムスンは発表しませんでしたが、十分Galaxy Noteの代替になるなと思いました。

S Pen Fold Editionを使ってみた。ディスプレイは硬くペンの仕様は問題ない

 ということであとは発売日を待つばかりとなりました。純正品以外にもいくつかケースを買って、Galaxy Z Fold3 5Gをメイン端末として使う日に備えたいと思っています。