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「Google Play」、ユーザーの評価が国・地域別に

 グーグル(Google)は、デジタルコンテンツ配信プラットフォーム「Google Play」において、アプリの評価・レビューシステムの改善プログラムを開始した。

 同プログラムは、複数の四半期にわたって実施される予定。ユーザー向けのレビュー表示の将来的なアップデートに加え、アプリ開発者向けツール「Google Play Console」の機能強化も図られている。

国やデバイスごとの評価がわかるように

 Androidデバイス向けに多くのアプリが配信されているGoogle Playでは、ほかのユーザーによるアプリの評価やレビューを確認することができ、アプリをインストールする際の目安となる。

 ただし、現時点でのレビュー表示は、ユーザーの居住地域やデバイスの種類が区別されない状態となっている。

 そこでグーグルは、それぞれのユーザーの状況に合わせた情報を提供するために、今回の改善プログラムを実施する。

 具体的には、今年11月ごろからスマートフォンのユーザーに対して、ユーザーの住んでいる国や地域に応じた評価・レビューを表示する。たとえば日本のユーザーには、ほかの日本のユーザーが投稿したレビューが表示される。

 また、来年の初めには、タブレットやフォルダブル(折りたたみ)デバイスなど、ユーザーが使用しているデバイスの種類ごとの評価やレビューが表示されるようになる。

Google Play Consoleの機能強化

 Google Play Consoleでは、ユーザーが使用しているデバイスの種類別の評価を、アプリ開発者が確認できるようになった。デバイスの種類に合わせたUIの変更を検討するなど、アプリ提供に関する戦略を立てやすくなる。

 また、評価・レビューデータの表示期間をより細かく指定できるようになり、CSV形式による各種データのダウンロードも可能になっている。