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Google、アプリのデータ収集・利用ルールを厳格化――Google Playの全アプリが対象

 米グーグルは、アプリストア「Google Play」に「Safety」セクションを追加し、「Google Play」で配信される全てのアプリを対象に、どんなデータを収集しているのか、またそのデータが暗号化されているかなど、ユーザーのプライバシーとセキュリティを保護する取り組みを明らかにした。

Google Playに「Safety」セクションを追加する

 「Google Play」に追加される「Safety」セクションでは、アプリがデータの暗号化を実施しているか、ファミリーポリシーを遵守しているか、安全性に関して独立した第三者機関による検証が行われているか、ユーザーがアプリをアンインストール時に、データが削除できるかなどの情報が確認できる。

 Googleは、アプリ開発者に対して位置情報、連絡先情報、氏名やメールアドレスなどの個人に関する情報、写真やビデオ、など、どのような種類のデータを収集・保存するかおよび、収集するデータの利用目的について報告を求める。

 Googleは、「Google Play」に掲載されるスクリーンショットや説明文と同様に、「Safety」セクションに公開される情報に責任を負う。開発者が誤った情報を登録し、ポリシー違反が認められる場合には開発者にその修正を求め、修正が行われない場合には取締りを行う。

 Googleは、Googleが提供するアプリを含めて、「Google Play」で配信する全アプリにこれらの情報とプライバシーポリシーの提供を求める。

今後のスケジュール

 今後のスケジュールとして、2021年の夏には詳細なポリシーに関する情報を公開し、アプリ開発者に十分な準備期間を与えるという。Googleの計画するスケジュールでは、2022年第2四半期以降の新規アプリと、既存アプリの更新にこれらの情報をGoogleに報告する必要がある。