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アップルから新型「iMac」登場、7色展開でiPhoneアプリも動く「M1」チップ搭載

 アップル(Apple)は、M1チップを搭載する新型「iMac」を発表した。7色のカラーバリエーションが用意される。4月30日から注文を受け付け、5月後半に発売される。

 ディスプレイ一体型の新型「iMac」は、薄さ11.5mmと、一見するとディスプレイ単体と思える筐体に仕上げられた。

 24インチの4.5K Retinaディスプレイは額縁が狭くなり、1130万画素、輝度が500nits、P3対応というスペック。表面には反射防止コーティングが施されている。

M1チップ搭載

 M1チップとmacOS Big Surにより、アプリもスピーディに起動し、高速に作業を進められるとしており、4Kビデオの編集、巨大な画像の処理、Safariで何百ものタブを一度に実行するなど、負荷の高い作業もこなせるという。

 iPhoneやiPad向けのアプリも新しいM1搭載iMacでは利用できる。

 M1は、8コアのCPU、同じく8コアあるいは7コアのGPU、16コアのApple Neural Engineを搭載。21.5インチのiMac 標準モデルと比べ、CPUの性能は最大85%向上するほか、Affinity PhotoやPhotoshopなどの特定のアプリケーションではGPUパフォーマンスが最大2倍高速化される。

高品質なビデオミーティングを

 1080pのFaceTime HDカメラや、スタジオ品質のマイク、6つのスピーカーを備えており、高品質な環境でビデオ会議に利用できる。M1チップ搭載の画像処理プロセッサーとNeural Engineにより、ノイズリダクションが強化されるほか、ダイナミックレンジの拡大、自動露出とホワイトバランスの改善など、カメラの画質向上も図られた。

 3つのマイクアレイで、よりクリアな通話と音声録音もサポート。指向性ビームフォーミングにより、背景のノイズを無視してユーザーの声だけを拾ってくれる。

 6つのスピーカーで構成されたサウンドシステムでは、2組のフォースキャンセリング・ウーファーが並べて配置されており、意図しない振動を抑えた。

Touch ID搭載

 新型iMacでは、指紋認証の「Touch ID」搭載Magic Keyboardを同梱品に選べる。ログインやApple Payでのショッピング、ユーザープロファイルの切り替えなどに活用できる。

主な仕様

 Thunderboltポートが2つ搭載され、最大6Kディスプレイに対応。

 Wi-Fi 6も搭載される。

 ラインアップとして、GPUが7コアのものと、8コアのものが用意される。ストレージやメモリーはカスタマイズできる。価格は7コアGPU版(256GB SSD)が15万4800円、8コアGPU版の256GB SSDで17万7800円、512GB SSDで19万9800円。8コアGPU版は1TBか2TBにできる。メモリーは8GBだが、オプションとして16GBを選べる。