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楽天モバイルと東京工業大が連携、「Beyond 5G」を見据えた研究を発表

 楽天モバイルは、東京工業大学と連携し、「Beyond 5G」を見据えたエッジクラウドコンピューティングに関する研究開発を開始した。期間は2021年3月~2025年3月末まで。

 Beyond 5G(以下、B5G)は、5Gの次の世代の通信規格として、2030年代に導入されることが見込まれている。5Gをさらに高度化したB5Gでは、超大容量無線通信、高信頼・極低遅延、超大量端末同時接続の実現が期待される。

 今回の研究では、B5G時代を見据え、B5Gエッジクラウドコンピューティングを活用したアプリケーションの開発と実証実験が行われる。東京工業大学大岡山キャンパスとその界隈に構築された5Gネットワークを活用し、B5G基盤技術として、エッジクラウドコンピューティング上でアプリケーションシステムが動作するためのプラットフォーム開発を行う。

 このプラットフォームを利用して、ネットワーク機能の最適化を図るとともに、将来のスマートシティに求められるサービスの実現を目的とした実証実験が行われるという。

 また、エッジクラウドコンピューティング間の連携を実現し、モビリティに伴うサービスや離れた場所のユーザーとのネットワーク接続において、シームレスな大容量データ通信環境の構築を目指す。

 同社では、今回の研究開発を通じて、B5G時代を支えるネットワーク技術を開発し、ユーザーの利便性向上のためにより良いネットワークサービスを提供するとともに、日本の通信技術の発展に寄与していく、としている。