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「iモード」が突然Twitterトレンド入りした理由

 11月2日午後、Twitterのトレンド上位に「iモード」が突然姿を現した。17時59分時時点でもまだ関連するツイートは増えているようだが、いったいなぜ突然話題になったのか。

 本日2日は、ドコモからiモード関連の発表はなかった。ではいったい何がきっかけでTwitterのトレンドに入ったのか……たとえばiモードの記念日といえば、1999年のサービス開始日にちなんだ「2月22日」だ。

 サービスの終了予定は2026年3月末とまだ5年半も先。ちなみにiモードの新規受付は約1年前に終了しており、今年に入ってからは「iモード検索」が終了し、約1年後には「iモード公式サイト」が終了する。

iモード10周年の際に披露された進化の流れ
iモード関連の出来事
日付・時期内容
1999年2月22日サービス開始
2000年3月15日iモード契約500万件
2001年春iモードの通信速度が9.6kbps→28.8kbpsへ
2001年3月5日2000万契約突破
2002年春米国、ドイツ、オランダ、ベルギーでiモードサービス
2003年10月30日4000万契約(契約率88%)突破
2008年8月末4800万契約、ドコモユーザーの89%が利用
2009年2月22日iモード10周年
2009年度末iモード契約は4899万件に(※2019年末時点で620万契約)
2016年11月2日iモードケータイ出荷終了のアナウンス
2019年9月30日iモード契約の新規受付終了
2020年3月24日iモード検索終了
2021年11月30日iモード公式サイト終了予定
2026年3月31日iモード終了予定

 と振り返っていくうちに、ひとつだけ「11月2日」に当てはまることがあった。それは4年前の2016年11月2日、iモードケータイの出荷終了がアナウンスされたということだ。

 しかし、Twitterの投稿をよく見ていくと、きっかけはどうやら、2日昼に日本テレビ系列で放送された「ヒルナンデス」。

 番組中、「20代前半の2割が知ってること」というクイズで、回答の選択肢のひとつとして「iモード」が挙げられており、実際にその“20代前半の2割が知っていること”がiモードだったのだ。

 Twitterへの投稿を見ると、主にiモードを懐かしむツイートが数多く見受けられる。そうした中には、使っていたというiモードケータイの写真も数多く添えられており、見ているだけで楽しめる人もいるだろう。

 ちなみに本誌は、iモード開始の約8カ月後に前身となる媒体「モバイルセントラル」がオープン、そして2000年4月10日に「ケータイ Watch」へリニューアルし、今年で創刊20年を迎えた。特設コーナーでは、iモードだけではなく、携帯電話分野における過去の出来事を振り返っているので、お時間のある際に、ぜひご覧ください。