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KDDI高橋社長、菅義偉総理の料金値下げ要求を「真摯に受け止める」

 菅義偉総理大臣が掲げる携帯電話の料金値下げ。KDDIではどう受け止めているのか。25日の新機種・新サービス発表会で、高橋誠社長は「真摯に受け止めなきゃいけない」と語った。

 高橋氏は「これまでのお客様のニーズ、政府からの要請もあり、低廉な料金をお届けしなきゃいけないと頑張ってきたつもり。これまで料金と端末の分離プランもいち早く導入した。5G時代に向けたデータ容量も無制限、使い放題で出している。10月からはUQ mobile事業を承継し、使いやすい料金を提供している。auブランドとして、多様なサービスを無制限で使えることを提案することを大事にしたい。UQではシンプルで、お手頃価格にこだわっていきたい。マルチブランドでしっかり提供したい」とコメント。

 また公共の電波を使っているという立場はよく理解していると高橋氏は語り、「災害対策もしっかり対応していく。社会環境が急激に変化する中で、使命はしっかり果たしたい。国際的に比較しても遜色ない料金を求められていることは理解している。ただ企業として持続的に成長しなければならない。通信だけではなく、それ以外の事業も含め、マルチブランドで対応し、低廉化に向けて頑張りたい」とした。

 また菅義偉総理大臣が、値下げが実現しない場合に電波利用料の値上げを視野に入れていることをコメントしていることについては、総務省から正式な話はまだ来ていない、として、今後の議論を踏まえて対応する考えを示した。