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ゆうちょ銀池田社長、開示遅れについて謝罪

取締役兼代表執行役社長の池田 憲人氏

 ゆうちょ銀行の同行取締役兼代表執行役社長の池田 憲人氏は、11日の記者会見でドコモ口座以外の決済事業者の被害について開示しなかった件についてコメントした。

 池田 憲人社長は、11日に記者会見を開き、ドコモ口座の不正利用被害について謝罪した。しかし、その際、ほかの決済事業者の被害に関して触れなかった。また、16日に同行取締役兼代表執行役副社長の田中 進氏が、謝罪会見を開いたが、その際に「mijica」の被害に触れられなかった。

 池田社長は、「当時は被害の申告に対して調査中だった」とし、被害にあった顧客に対して個別に対応するにとどめたとした。また、調査中だったため、「被害をしっかりと確認してから開示したい」という思いが強く、開示するには至らなかったという。

取締役兼代表執行役副社長の田中 進氏

 また、田中副社長は、早期に開示をしなかったことについて問われると、「決して正しい判断だったとは言えない」とコメント。今後の判断に生かしていきたいとした。