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KDDIとローソン、データに基づくおすすめ商品購入でPontaポイント還元などの実証実験

 KDDIとローソンは、ビッグデータとローソン購買情報に基づいた個々のニーズに合わせた特典提供などの実証実験を10月31日までの期間で実施する。

 KDDIが保有するau IDに基づいた属性情報や位置情報、決済情報とローソンでの購買情報をもとにユーザーごとにおすすめの商品と特典提供を提案。一例としては、20~40代の働く女性向けには帰宅途中にデザートのおすすめ告知や購入時最大100Pontaポイント還元などau PAYアプリからプッシュ通知する。

ユーザーニーズに合わせた特典提供イメージ
店舗ごとの値引き情報発信による食品廃棄削減イメージ

 特典提供を受けるには、対象店舗(全国1万3700のローソン、除くナチュラルローソン・ローソンストア100)において実証実験期間内にPontaカードまたはアプリのデジタルPontaカード画面を提示する必要がある。

 また、店舗周辺に来訪しそうなユーザーに対して夕方であれば消費期限が近づいた弁当やおにぎりなどの最大50%オフ値引き情報などを同じくau PAYアプリからプッシュ通知する。こちらは埼玉県内の10店舗において10月2日から開始予定。

 小売業界におけるデジタルシフトの加速によりモバイルオーダーなどが浸透しつつある中、それぞれユーザーニーズを踏まえた施策の購買効果の検証と個別の店舗のマーケティング効果を検証。合わせて食品廃棄の削減も目指す。