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「iPhoneに当選しました!」詐欺に注意、その手口を動画で紹介

偽のセキュリティ警告を表示するパターンも

 日本サイバー犯罪対策センターは、Webサイト閲覧中に突如偽のセキュリティ警告を表示し、画面に表示された電話番号に電話をかけさせ、PCを遠隔操作するソフトウェアなどをインストールし、有償サービスを契約させるなどの「サポート詐欺」や、iPhoneなど最新スマートフォンへの当選をうたってクレジットカード情報を詐取する「iPhone当選詐欺」などの詐欺の手口を動画で紹介し、注意喚起を行っている。

 検索サイト経由でアクセスしたページから複数のWebサイトをリダイレクトし、詐欺サイトへ自動的に転送される。サポート詐欺やiPhone当選詐欺は、従来より確認されている手口だが、その被害は最近でも確認されているという。

 被害にあわないためには、警告画面や当選画面が表示されても、ブラウザを閉じたりパソコンを再起動したりするなど偽の画面表示を閉じることで、偽の電話番号への電話連絡や、偽サイトへのクレジットカード情報入力を回避できる。

 電話の指示によって遠隔操作するためのソフトウェアをインストールしてしまった場合、情報窃取やマルウェア感染のリスクがあるため、PCのリストアや初期化を行うほか、悪意あるソフトウェアがインストールされていないデバイスから、各種アカウントのIDやパスワードの変更を実施するなどの対策を案内している。