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オプテージ、ローカル5Gを使った西日本初のオープンラボを開設

 オプテージは、ローカル5Gの周波数を用いた実験試験局でのオープンラボ「OPTAGE 5G LAB」を同社本社のオプテージビルに開設した。ローカル5Gのオープンラボは西日本では初の開設だという。

 同オープンラボでは、実際に稼働している5G用の無線基地局や、5G端末などを展示し、より身近に5Gの「高速・大容量」「低遅延」を体験できる。ローカル5Gで使用されている28GHzおよび2.5GHzの無線基地局で構成したローカル5G環境を用意している。併設のセミナールームでは、ローカル5G実現したネットワーク構成の仕組みや、電波特性・通信性能の測定など、技術的な知見を深めることができる。

 また、ユーザーの機器やアプリケーションを同社の5G端末と接続して検証することが可能。ユーザーと共にさまざまな実証実験を行い、ユーザーの通信課題の解決を図るとしている。

 これらの施設は、事前予約による見学会を受け付けている。見学会では、セミナーを通じてローカル5Gについての疑問課題に応えていくとする。予約は7月上旬から受け付ける。

 なお、オプテージビル3階にも5G用の無線基地局と5G端末を展示する。3階では、21階に設置した鉄道模型を使用し、5Gによるリアルタイム4K映像伝送技術や遠隔操作を体験できる。4Gと5G回線両方に接続した操作パネルを使用することで、両回線の差を体感できる。

 また、21階から遠隔操作してバーチャルキャラクターを通じて遅延なく接客する「バーチャル接客サービス」を設置。「高速・大容量」「低遅延」に加えて最新のVR技術を体験できる。

 同社では、ユーザーの通信課題の解決はもちろん、「ローカル5G」の更なる価値の追求を図り、ユーザーと共に技術検証を積み重ね、新たな市場を開拓していくとしている。